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修己治人

中国5千年の歴史は大乱と革命の連続である。動乱の中で一体何を信じて生き抜いていくのか?それは,人間である。人間が人間を信じる,この事以外に大事をなす方法はない。「人を見る明」乱世を生き抜く知恵として求められる。凶相である。人相はその人そのも...
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国は一人を以て興り一人を以って亡ぶ

伊藤肇著 『現代の帝王学』をお伝えしたいと思います。「国は一人を以って興り,一人を以って亡ぶ賢者は,その身を死するを悲しまずして,その国を衰えるを憂う」管仲 それが帝王学の基本である。 1,原理原則を教えてもらう師を持つ事。2,直言してくれ...
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権力

「権力の効用」を信じないものは,政治家にも経営者にもなれない。人を組織し,党を作り,会社を運営し,自ら権力を握ってこれを自他と共に役に立てる。これが政治であり経営である。伊藤肇著『現代の帝王学』「権力の毒」も存在する。長年トップの座に狎れる...
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百朝集 安岡正篤 七 通 病

世人の通病,事に先んじては体怠り神昏し。事に臨んでは手忙しく脚乱る。事を既へては意散じ心安んず。これ事の賤なり。 呂 新吾『呻吟語』 誠にによく穿っている。平生に修養を積まねば結局みなこういうことで終わってしまう。これではいくら経験を積んで...
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百朝集 安岡正篤 六 衆人(二)

炎涼の(一)態,富貴更に貧賤より甚だし。妬忌の心,骨肉尤も外人より狠だし(二)。此の処若し当たるに冷腸を以てし,御するに平気を以てせざれば日々煩悩障中に座せざること鮮し。菜根譚(三) (一)あついと,ひややかなると。すなわち人間生活の生活の...
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百朝集 安岡正篤 五 衆 人(一)

衆人その心を用いいふるや,愛と憎しみの始まりなり。徳は怨の本なり。その親に事ふるや,妻子具はれば則ち孝衰ふ。その君に事ふるや,好業ありて家室不足すれば,則ち業衰へ,爵禄満つれば則ち忠衰ふ。ただ賢者のみ然らず。『菅子』 樞言 人間というものを...
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百朝集 安岡正篤 四 忍 耐

史を読むには訛字に耐ふるを要す。正に山に登るには仄路に耐へ,雪を踏むには危橋に耐へ,閑居には俗漢に耐へ,花を看るには悪酒に耐ふるが如くにして,此に方に力を得ん。酔古堂剣掃 訛字・誤字 仄路・歩くにおぼつかない路のことである 史記を読むと誤字...
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百朝集 安岡正篤 三 世 間

・村漢有銭 田舎っぺが銭をもっていること。・無才織者作好官 才能も見識もないつまらなぬ人間が好い役に納まりこんでおること。・善人被小人凌辱 好い人間がくだらぬ人間に見下され,はずかしめれていること。 ・見切学人及第 まだ勉強し始めのホヤホヤ...
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百朝集 安岡正篤 二 人間 

人七尺の体を具うるも,此の心・此の理を徐了すれば,便ち貴ぶべき無し渾て是一包みの膿血か,一大塊の骨頭のみ。飢えては能く食ひ,渇しては能く飲み,能く衣服を著,能く淫欲を行ひ,賎貧にしては富貴を願い,富貴にしては,権勢を貪り,怒っては争ひ,憂え...
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百朝集 安岡正篤 一 我 

世の中を夢とみるみるはかなくも猶おどろかぬわが心かな 西行法師 僕はただひとつ願いを持っている。恋愛でもない,大科学者,大哲学者,大宗教家になることでもない。結局それは「吃驚したい」願いだと国木田独歩が「牛肉と馬鈴薯」の主人公に叫ばせている...